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ハルコ日和別館・ドラマ&CM

昭和生まれのテレビっ子が、ドラマの備忘録を書いたり、お気に入りのCM動画を紹介したりするブログです。

「家売るオンナ」#2 感想(ネタバレあり)

初回ほどのインパクトはなかったものの、家を売る天才変人オンナ・三軒家万智(北川景子)の型破りな仕事っぷりが気持ちよかった「家売るオンナ」第2話

近年社会的問題となっている”大人の引きこもり”。重くなりがちなテーマを、その問題性を消すことなく明るく描いていました。

<約2分で読めます。>

万智が事故物件に住む理由

万智が住む豪邸は「一家惨殺事件」が起きた事故物件。彼女がそんなとんでもない家に5万円という格安な家賃で住んでいると知った庭野(工藤阿須加)が理由を聞いたところ、その答えは「安いから」

「ドアが勝手に開いたり閉じたりして怖い」という万智の発言は「あ、怖いんだ(この人でも)」と意外に感じました。それにしても、万智ってケチなのでしょうか? でも、服は高そうですよね? やはり謎が多いです……。

20年間引きこもり続けている息子

今回も家を売ることを通して「家族」の問題を解決。万智はあくまでも「家を売るため」に動いているというスタンスですが。

ぼんやり庭野は全く気付かなかった引きこもり中年息子の存在を確信し、この家族にピッタリな家……のみならず、息子の生き方までも提案してしまいました。

「20年間引きこもっていたいた息子さんが働けると思いますか? 無理です」と万智は断言。あの両親もとうの昔にわかっていたこと、でも、「もしかしたら」と諦め切れずにいた息子の普通の生活を「無理」と言い切りました。嫌われることなど恐れない者だからこそ言える真実が人を救うのですね。

「引きこもり大家」という生き方

庭野に「おっさん」と言われるまで自分が中年になっている自覚すらなかったという、ちょっと大丈夫かと思うような引きこもり息子(ビビる大木)。この能天気なキャラには多少イラッとさせられましたが、このあたり、ドラマの「現実との距離の取り方」を示しているようでもありました。問題提起はするけれども、あくまでもコメディータッチで描く……という感じ。

今回の息子が一流企業を退職して引きこもった理由はなんと、う○○を漏らしてしまった、ことでした。人間関係云々とかではなかったんです。万智が「う○○は引きこもりに至る十分な理由」と彼に告げたのは心からそう思ったのか、家を売りたいからかはわかりません。ですが、彼が万智の言葉に救われたのは間違いないでしょう。

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親が購入したマンションの大家として安定した家賃収入。それに加えて、ブログがヒットし……の出来過ぎなエンディングには思わず苦笑してしまいました。でも、借主が家事を起こすかもしれないし、大地震がくるかも……未来は誰にもわかりません。それでも、万智に出会ったことで引きこもり息子はきっと成長していて、何かどうしようもない出来事があったら外に出られる強さを身につけつつあるのではないか……そんな風にと思いました。

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ひきこもりのライフプラン――「親亡き後」をどうするか (岩波ブックレット)

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