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「アルジャーノンに花束を」第8話感想

お互いの気持ちが通じ合い、一緒に暮らし始めた咲人(山下智久)遥香(栗山千明)。壊れかけた大切な人たちとの関係も修復され、咲人を温かい光が包み込んでいく。だが、それと同時に信じたくない事実が彼を待ち受けていた。その中で咲人は「時間の尊さと残酷さ」を思い知る。彼の夢のように幸せな時間はあとどれだけ続くのだろうか……

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 <*ネタバレを含みます約3分で読めます。>

早いものでもう8話、物語も終盤です。怒涛の展開で、良いことと悪いことが次々と起こり、そのどちらにも涙がじわりとしてしまい、あっと言う間に時間が過ぎていきました。正直、今回は内容が濃すぎて「感想」といえどもまとめるのが難しいw でも、思いつくままに今の気持ちを書いておきたいと思います。

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前半の咲人と遥香の「二人暮らし」の始まりがなんとも言えず微笑ましかったです。特に、一緒に時計を買うこと=同じ時間を過ごすことが幸せの象徴のようでした。けれど、咲人には少し前から幻覚~死んだ父(いしだ壱成)~が見えていました。この幻覚症状が異常行動を見せ始めたアルジャーノンにもあるらしいことが後にわかった時の彼の不安・恐怖は計り知れません。

研究所に戻った咲人は「残された時間がどれだけかわからない」という覚悟に近い思いで蜂須賀(石丸幹二)らと解決策を模索します。ほんの少し前までは「偉大なる科学者と実験台」だった二人が ”対等”=二人の天才となり議論を繰り広げる様子が印象的でした。もしかしたら、今の二人なら、ALGの改良に成功するかもしれない……そんな期待をせずにはいられません。

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一方、このままだと「残された時間があと少し」の梨央(谷村美月)にも改良ALGが必要でした。ですが、彼女を救うことができるのはアルジャーノンと咲人とは別のもの。一日の殆どを眠って過ごすようになった梨央のもとに毎日訪れ、語りかける檜山(工藤阿須加)の姿に涙。

咲人なら梨央を救えるかもしれないと知った舞(大政絢)柳川(窪田正孝)檜山は研究所に駆けつけますが、遥香は咲人を守るために嘘をついて彼らを追い返してしまいました。冷酷に見えましたが、酷い……とは思えませんでした。あの状況なら自分も同じ選択をするのではないかと。

咲人が梨央のことを知ったらどうするか?自分と梨央の両方を救うのは無理でしょう。自分を犠牲にして梨央を救うことは、大切な友だちを救うことにもなるけれど、恋人を悲しませることに……。梨央は原作には登場しないにも関わらず重要な役どころであり、これからの展開が全く予想できません。できることなら檜山と幸せになってほしいです。

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修復不可能かと思われた咲人と柳川の関係が元通り、いえ、それ以上になって本当に良かった(あと、直接会ってはいないけれど竹部とも)!!”対等” ”親友” という言葉を聞いた咲人はどれだけ嬉しかったことか……。でも、柳川と別れる時の表情と後ろ姿が「ありがとう、さようなら」と言っているように見えて、「残りの時間」が少ないことを表しているようで、何だか切なかったです。

鬼!?にしか見えなかった咲人の母親(草刈民代)の抱えてきた辛い思いが竹部(萩原聖人)を通して明らかになり安堵しました。咲人だけでなく彼の母親のこともずっと見守ってきた竹部。この物語の中での竹部の存在が「地味だけれども大きいのだなぁ」と改めて感じました。

世の中には本当に子を愛せない親もいるので、咲人の場合は特殊でもあるし、仕方ないのか……と思っていましたが、彼女はそうではありませんでした。「咲人を棄てた」自分は母親失格~ずっと自分を責め続けて、立派になった咲人にも敢えて嫌われるような態度をとったのでした。咲人にもこの真実を知ってほしい、母に心から温かく抱きしめてもらえるようにと願います。

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次回は咲人と蜂須賀が「ある仮説」を立てて、ALGを改良するようですが、おそらく危険を承知で行うものだと思われ不安ですが、原作とは違う展開を、咲人の幸せな時間が「夢」で終わらないことを期待して見守りたいと思います。

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