読者です 読者をやめる 読者になる 読者になる

ハルコ日和別館・ドラマ&CM

昭和生まれのテレビっ子が、ドラマの備忘録を書いたり、お気に入りのCM動画を紹介したりするブログです。

「アルジャーノンに花束を」第7話感想

知性に感情が追いついた咲人(山下智久)は自分が蜂須賀(石丸幹二)”洗脳”されていたことに気付き、研究センターを去る。先にセンターを解雇されていた遥香(栗山千明)は咲人に「あなたが好き」とついに本当の気持ちを打ち明けるのだった。

f:id:haruko416:20150523075934p:plain

<*ネタバレ含約3分で読めます。>

今までで一番内容が濃かったです。それぞれが抱える苦悩や大切な人への思いが溢れていました。

咲人は”ロボ”から”人間”になり、恋が実りました。家族との和解は難しそうですが、でも、妹(飯豊まりえ)が咲人へ会いに行ったことに対する母(草刈民代)の反応や竹部(萩原聖人)の存在に微かですが光が見えてきたように感じます。

「その中にいる人にしか本当のことはわからない」ということを竹部・檜山(工藤阿須加)柳川(窪田正孝)が口にしていたのが印象的でした。竹部は咲人の母、檜山は不治の病に侵された梨央(谷村美月)を、柳川は梨央と檜山を思っての発言です。本当のことはわからなくても想像してわかろうとすることはできますし、そんな風に思ってくれる人がいるというのは幸せなことだと思いました。

*** ***

咲人を天才にしたALG。これは娘・梨央の治療のために製薬会社社長・川口(中原丈雄)が蜂須賀に資金を提供して開発を進めさせたものでした。ですが、蜂須賀は川口に「ALGで梨央の病気を治すことは不可能」だと告げます。どうやら、その事実は早い段階でわかっていたらしく、それでも蜂須賀は自らの「科学者としてのエゴ」のために研究を続けていた模様。

学会で多くのスポンサーを得た蜂須賀にとって川口は”用済み”といったことろなのでしょう。が、それなら梨央を学会に行かせないように助言し、残酷な事実は彼女がいないところで話すべきでした。

蜂須賀は咲人がセンターを去る時に言ったように「人間として大切なもの(=真心)が欠落している」としか言いようがありません。というか、ここまで来ると「悪魔に心を売り渡した」感じさえします……。彼が自分の犯した大罪に気付く日は来るのでしょうか。

*** ***

無口な檜山が今回は自分の思いを(彼としては)饒舌といっていいほどに語りました。特に柳川に対して梨央のことを話すシーンには見入り聞き入ってしまうほど。梨央の気持ちが自分ではなく咲人にあるとわかっていてもずっと彼女を見守っていたからこそ言えることだと思いました。

自分の病気について話した後、その通りに気を失ってしまった梨央。檜山は叫びます

「誰か助けてくれ!!」

顔を真赤にして叫ぶ彼の姿に”あの映画(ドラマ)”の1シーンが重なった人が多いでしょう。大切な人が目の前で倒れて、自分にはどうすることもできない、無力さに打ちひしがれた時にできることは大声で助けを求めることだけなのだと。*1

*** ***

咲人は自分でALGを作れるまでになっていました。おそらく彼の能力は既に蜂須賀をこえているのでしょう。だとすると、ALGを改良して梨央を助けることができるのかもしれません。ただ、不安要素はアルジャーノンに異変が起きていること。梨央の病気を知り、迷路で迷うアルジャーノンを目にした時、咲人は何を感じ、どう行動するのか。原作には登場しない梨央の存在があるため、終盤の展開が読めず、見逃せません。

*** ***

<気になったので調べてみた>

遥香に代わり咲人の世話係になった野心的な美人研究員を演じているのは誰?

松本若菜

ameblo.jp

★次

「アルジャーノンに花束を」第8話感想 - ハルコ日和別館・ドラマ&CM

★前

「アルジャーノンに花束を」第6話感想 - 小心者の気になる芸能ニュース

 

*1:「世界の中心で、愛をさけぶ」