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「アルジャーノンに花束を」第1話感想

<*ネタバレ有>

良かった!今期のドラマ3作目でやっと「褒める記事」が書ける!!

<*この記事は 約3分 で読めます。>

アルジャーノンに花束を〔新版〕(ハヤカワ文庫NV)

アルジャーノンに花束を〔新版〕(ハヤカワ文庫NV)

 

 2002年のドラマ(脚本:岡田惠和、主演:ユースケ・サンタマリア)全話視聴、原作未読です。記憶というのは曖昧で、それでも私がしっかりと覚えていたのは…

とてもいいドラマだった。悲しい話のはずなのに、悲しさよりも、優しさ・温かさに溢れていた。音楽も良かったなぁ~そうだ、「イグアナの娘」と脚本&音楽が同じ人だったんだ…

ということ。

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今回は脚本監修が野島伸司(脚本は池田奈津子)、主演が山下智久。2002年版が好きだっただけに、期待と不安半々で見始めました。

最初の方は、やはり前作とついつい比較しながら見てしまいましたが、途中から完全に「野島ワールド」に浸って、最後のシーンでは笑い&涙がじわり…。これからの展開を思うと、初回はこのぐらいの幸福感がないと、ね^^;

花・ピアス(イヤリング?)といった小物の使い方(話への取り入れ方・撮り方)が綺麗で上手くて「やられた!」って思いました。ねずみのアルジャーノンもカワイイ!こういう点も今後への期待につながります。

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野島作品特有の「若者の群像劇」としての色合いが良い方向に強く出ていると感じました。序盤は咲人(山下智久)への「いじめ」がクローズアップされる危険があるのですが、そうではなく「友情」が生まれる過程が丁寧に描かれていて好感が持てました。檜山(工藤阿須加)の不器用な優しさに加えて、柳川(窪田正孝)の「根はいいヤツ」なところも出てきて温かい気持ちになりました。

咲人・柳川・檜山には共通点があって、それは”母”との関係に問題があること。彼らは母をとても愛しているのに愛されてはいないようです…。

咲人は幼いころ母親に「バカな子は嫌い!」と言われ、「おりこうになりたい」と強く願っています。悔しかったからではなく「おりこう」になったら母が自分を好きになってくれると思っているからです。その強い気持ち=夢が彼を一瞬の幸せとその後の悲劇に追い込むことになるわけで…。

その代わり…といっては何ですが、”父””父的存在”の竹部(萩原聖人)が優しくて救われます。咲人の父・久人(いしだ壱成)は既に亡くなっているのかな?

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咲人に関わる女性たちが、いかにも「あぁ…こういう人、野島さん好きそうだw」なキャラで、「前作と比較せずに見る」ことに貢献してくれました^^; 彼女たちもそれぞれに深刻な悩みを抱えていそうな感じで、これからどうなるのか楽しみです。

咲人に束の間の「喜び」とその後の「悲劇」をもたらす張本人・蜂須賀(石丸幹二)。すでに静かな不気味さを醸しだしてはいますが、彼がこれから見せるであろう「科学者のエゴ」「狂気」に今からゾクゾク…野島ワールドの怖い部分はこの人が担当でしょうからww

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今後が非常に楽しみなドラマです。咲人が「おりこう」になることで味わう「絶望」と「悲しすぎる結末」を知っていても…。

「書く」こと抜きで純粋に楽しんじゃおうかなぁ。でも、いいドラマほど、頼まれてもいないのに感想を書きたくなるんだなぁ^^;

 

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