ハルコ日和別館・ドラマ&CM

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「ウロボロス」第10話(最終回)ネタバレと感想

…柏葉結子のビデオメッセージ…

竜哉、あんたはとにかく生意気。言うこと聞かないし…そういうとこが子供の頃の私にそっくり。

そんなあんたが一番優しいんだってこと、私はわかってる。

だから、もし、私があんたの前からいなくなっても、絶対に正しく生きなきゃ駄目だよ

ウロボロス?この愛こそ、正義。 DVD-BOX

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 <*この記事は 約4分 で読めます。>

■ネタバレあらすじ

・球場にて、イクオ(生田斗真)は自分の「実の父親」だとわかった北川(中村橋之助)を撃つことができなかった。また、竜哉はイクオを思い、その場での仇討ちを諦める。

美月(上野樹里)三島(吉田鋼太郎)蝶野(滝藤賢一)橘(吉田羊)は、結子(広末涼子)の告発ビデオで20年前の事件の真相を知り愕然とする。

橘の調査で北川の過去が明らかに…北川は幼少時に家族を惨殺されていた。そして、(苗字を変えた)その犯人の娘・龍崎美咲と北川の間に生まれた子がイクオだった。

*** ***

・美月は憔悴しきったイクオに会い、竜哉(小栗旬)は北川とイクオの関係を知って姿を消し二度と現れないだろうと話し、「私はずっとあなたの傍にいます」と告げる。

・だが、イクオは「復讐」を選んだ。北川宅に乗り込み、竜哉と共に北川を追い詰める。北川の話でわかったことは…

結子は何も知らず純粋に子供たちの面倒をみていた。あの日、北川が結子を撃ったのは、彼女が命令に背き自分に銃を向けたから~実の父親に「殺せ」と言われたイクオを守るために。

*** ***

・イクオは「この男は僕が殺らなきゃいけないんだ」と北川に銃を向けた。そこへ銃を手にした北川の息子が「やめろ!!」と割って入る。彼から銃を奪おうとした竜哉の腹部に銃弾が…

・北川は息子を庇い、肩を負傷する。さらに銃を向けるイクオを竜哉が止めたもう、いいよ…終わったな、全部…と。

・イクオは「タッちゃん、家に帰ろう…」と、苦しむ竜哉を連れて外へ出る…深町(ムロツヨシ)美月がいた。二人はそれぞれに感謝の言葉を告げ、彼らの”家”へ向かう。

*** ***

・車中、竜哉は嬉しそうに誇らしげに「結子のビデオ」の話をした。そして、静かに息を引き取った。

・明け方、二人は「まほろば」の食堂にいた。イクオは「ここでよく食べたね、結子先生のオムライス…」と竜哉に話しかけ、目を閉じ頭に銃口を向ける…

柔らかな光の中に結子の姿…

「おかえり、イクオ」「ただいま」

「おかえり、竜哉」「ただいま」

 

ウロボロス―警察ヲ裁クハ我ニアリ― 19巻

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■感想

(*原作未読)

復讐の終わり・北川の真意

金時計の男=北川は法で裁かれることとなり、4人組の男は北川の命令で全員消され…結果として、結子の死に関わる誰も殺すことなく二人の「復讐」は終わりました。

北川はイクオを「まほろば」へ入れた理由を「愛していなかったから」と言いました。これは本心でしょうか…違うような気がします。

球場では何も答えず自宅で即答したのは、今度こそイクオに躊躇することなく引き金を引かせるためではないでしょうか。SPを伴わずに行動したのも仇討ち後に彼らが殺されないように敢えてそうしたのでは?それは一種の愛なのでは?…そう感じました。

深町と美月

美月はイクオを引き留めようとしますが、深町が力づくで止めます…彼が聞いた”最初で最後の竜哉の本心”~「お前、やっぱベストオブ片腕だ」に応えるために。ずっとイクオを見ていた美月とは対照的に、竜哉を振り返ることなく無言で見送った深町の辛さが背中から伝わってきました。

美月の言動には、イクオを愛するがゆえの悲しみがにじみ出ていました。「二人が貫いたその愛は正義だったんですか?」には『私は違うと思います』が続くように感じられ、オムライスを唯一食べなかったのは結子(竜哉も?)への”嫉妬”にも思えて、何ともやりきれなかったです…。

イクオと竜哉

イクオは北川に「僕たちのしてきたことが正義だなんて思ってない」と言い切りました。一方、竜哉の信念はブレることなく、彼はサブタイトルの「この愛こそ正義」そのままに生きたのでしょう。竜哉の愛する人は結子、イクオの愛する人は竜哉。イクオは迷いながらも最後まで竜哉と一緒にいること(=死)を選んだのだと思います。

 *** ***

銃声も血もない「イクオの死」と、結子との再会という美しい演出は「復讐劇」にはふさわしくないと感じた人もいるかもしれません。ですが、私はこれでよかった、こうしてくれてよかったと思います。ラストのチビイクオ&竜哉の登場も20年という月日の流れと変わらない二人を表していて泣けました…。

★前

「ウロボロス」第9話ネタバレあらすじ(感想少々) - 小心者の気になる芸能ニュース