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ハルコ日和別館・ドラマ&CM

昭和生まれのテレビっ子が、ドラマの備忘録を書いたり、お気に入りのCM動画を紹介したりするブログです。

「二十歳と一匹」~NHK 阪神・淡路大震災20年ドラマ…あらすじ(ネタバレ)

(放送日:2015年1月17日)

*ネタバレしてます。

理人「真っ暗な世界に ぽかっ と穴があいて、ほんで、なんでかでっかいべロが出てきて、顔を ぺロッ ってなめられんねん。それが僕の人生の一番最初の記憶。」

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公園でうたた寝をしていた理人(菅田将暉)は、災害救助犬・キュー(ハロ)に顔をなめられ目を覚ます~19歳と1匹の出会い。(*画像は番組公式サイトよりお借りしました。)

<*この記事は 約4分 で読めます。>長いので、お急ぎの方には「はてなブックマーク」「Pocket」が便利です。読み終えたら削除してOK!お気軽にどうぞ。

 何となくのスタート

神戸で製靴店を営む祖父母と暮らす藤原理人、19歳。彼はキューとの出会いがきっかけで、災害救助犬のハンドラーを目指すことになる。

バイト先の居酒屋が潰れ、「次の仕事が見つかるまでの”つなぎ”」「いつでもやめられる」という軽い気持ちで訓練スタート。

理人、キューに助けられる

そんな気持ちだったからか、理人は不注意で訓練場のがれきに埋もれてしまう。運悪く所長の馬場(本田博太郎)、同僚のサラ(足立梨花)蒔田(高橋努)は不在。助けを求めても誰も来ないまま夜になってしまった。

暗やみの中、身動きが取れず、心細い理人を支えてくれたのはパートナーのキュー。翌日、現場から戻った所員たちに「ワンワン!!!」といつになく必死のアラートで訴えてくれたのもキューだった。

「ありがとな。お前は命の恩人や」~理人はキューと共に歩んでいく決意をする。助けを求める人の気持ちが身にしみてわかったのだ。

19年前の「あの日のこと」~理人の決意

「人生で二度も犬に助けられる奴なんてそうそういないぞ」と笑う靴職人の祖父(小林薫)と心配性の祖母(風吹ジュン)に対して理人は宣言する…

「災害救助犬の仕事やりたい!俺、災害で困ってる人助けたい!!」

幼なじみの空雄(桐山照史)「お前、初めて逆らったんちゃうか。今までじいちゃん・ばあちゃんて呼ばずに”父上・母上”言うてるんもそうやろ?」と。

1995年1月17日、理人の両親は20歳の若さで倒壊したアパートの下敷きになり亡くなった。0歳の理人はベビーベッドに守られ、どこからかやってきた犬に助けられる…理人の最初の記憶はこの時のものだったのだ。

試練1~合同防災訓練

本気になった理人。少しずつだが成長している理人&キューを温かい目で見守る所員たち。直接は言わないが、マイペースなキューの救助犬としての素質を引きだした理人に感心してもいた。

そんな折、消防との合同防災訓練が行われ、理人とキューも参加することに。緊張しながらも「サーチ!」と声をかける理人に応じ、キューは次々と要救助者を発見していく。「うまくいった」と笑顔の理人に対し所長は厳しい表情~理人が目を離し危うくキューがケガをしそうだったのだ~「最後の最後まで気を抜くな!!」

*** ***

反省しながらも「あない怒らんでも…なぁ」と凹む理人に蒔田は所長の話をする。あの震災の時、消防にいた所長は、がれきの下にまだたくさんの人が埋もれているとわかりながらも助けることができなかった~もっと他の方法はないのか??~それで、消防を辞め、この仕事を始めたのだと。

もう災害で亡くなる人を一人も出したくない…それが、所長の思い。「俺も同じだ、お前らだってそうだろ?」…サラはしっかり頷くが、理人は…。帰宅して両親の写真を見つめる理人だった。

試練2~理人&キュー、初めての現場

行方不明者は2名。理人&キューが最初に捜索にあたった。がれきの上を走るキューが一瞬止まり、理人の方を振り返った…だが、吠えない。

「どうした?」と声をかけられたが理人は「何でもありません」と答える。他の2頭も反応を示さず、その日の捜索は終了したが、何となくモヤモヤした気持ちの理人。

翌朝、2名が消防に遺体で発見される。見つかった場所は…昨日、キューがかすかな反応を示した場所だった。愕然とする理人に所長は「キューの反応が薄かったんは(吠えなかったのは)、その時すでにご遺体やったからや。お前の判断は正しい」と言う。所員たちも慰める。

だが、理人は…助けられなかったら意味ないやん!!…と、無力感から引きこもってしまうのだった。

理人&キュー、初めて人を助ける~二十歳の誕生日~あの日

仕事を休み、部屋に引きこもっていた理人がようやく出てきた時、いつも曾祖父(*認知症)と一緒に訓練場に遊びにくる少年・翔が助けを求めてやってきた。散歩の途中、ひいじいちゃんがいなくなったのだ。「薄着だから夜になったら死んでまう。理人助けて、サーチして!!」息を切らして必死で頼む。そこへ、蒔田がキューを連れてやってきた。

祖父母に遠慮している様子の理人に「何ぼーっとしてるんや、はよ行き!」と二人が声をかけた~「行くで!」「ワン!」勢いよく走りだすキューと理人。

消防と一緒に人気のない山林で懸命の捜索~だが、あたりが暗くなってきた。「おじいちゃーん!」翔も叫ぶ。キューが突然走りだし…ワンワン!!…ひいおじいちゃんは無事見つかった。キューを見て「ポチ」といつも通りのじいちゃん。「えーん、おじいちゃん生きてた、生きてた~えーん!!」と泣きながら喜ぶ翔。

理人「キュー、お前のおかげでおじいちゃんの命救えた。ありがとうな、キュー」

*** ***

二十歳の誕生日。ケーキのろうそくの火を消し、”父上・母上”に感謝する理人。と、思わぬプレゼントが…オーダーメイドのブーツ。どんな現場でも大丈夫な頑丈なブーツを祖父はこっそり作っていたのだ。「うっそーん!めっちゃ嬉しい!!」と喜ぶ理人。

かかとには見覚えのある模様が…作業場の片隅に置かれた靴と同じだ。その靴は祖父から理人の父への二十歳の誕生日プレゼント~だが、父はあまり履くことがないまま、あの日亡くなってしまった。

両親が亡くなった時と同じ年になった理人。祖父母は言う「私たちに遠慮はいらん、お前の好きなように生きたらええ」と。

*** ***

2015年1月17日の朝。あの震災から20年…

所長と蒔田は事務所にいた。

そして、

理人はサラと一緒に丘の上にいた。

両親を想いながら理人は言う「あの二人、もっと生きたかったんやろな…せやから、そんな思いをする人が一人でも減ってくれたらええな…」

朝日が昇る…駆け出す理人&キュー、二十歳と一匹の物語はまだ始まったばかりだ。