「ゴーストライター」第1話感想
*ネタバレ有
「スランプに陥った30代の天才小説家」と「才能と野心を持った、まだ何者でもない20代の女性」~二人の出逢いはお互いの運命を狂わせていく…。
(*番組公式サイトより画像お借りしました。)
<*この記事は 約2分 で読めます。>
土砂降りの中、遠野リサ(中谷美紀)と川原由樹(水川あさみ)はとっくみ合いのケンカをした…
由樹「私がいないと何もできないくせに!!」「ゴーストライターをやめさせていただきます。」
リサ「クビよ。」
今回はこの二人の出会いのお話。
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■リサ~天才小説家
外観から内装、家具のほとんどまで「白い家」に住む、天才小説家・リサ。彼女は世間から「何でも持っている」と思われ、そういう自分を演じてきた。だが、本当は違う。
仕事では、とにかく「書けない」~最新作の評判も最悪。16歳の息子は反抗的。施設で暮らす母は認知症だが未だに自分を支配しようとしている…。
雑誌のインタビューなどに答える有名人の姿を思い浮かべて見ていました。もしかしたら、あの人も、別のあの人も…世間のイメージを崩さないために嘘をついてるのかもしれない…と。
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リサの独白が重い…
「人生を生まれる前に戻ってやり直したい」
”生まれる前”~別の母親から生まれたい~ということでしょうか?タイミング的にも母に会った後だったので。毒親育ちかな…。
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今のところ「他人の書いたものを自分の名前で出すなんて!」というプライドがあるようです。大物作家の追悼文も苦しんだ挙句に書きあげていましたが、由樹に才能があることには間違いなく気付いたでしょう。
「野心がある」ことを認めて、アシスタントとして正式採用。アシスタントに「野心」は不要というか邪魔だと思うのですが、リサの真意はいかに?
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■由樹~小説家志望 と 小田~駿峰社文芸誌編集者
由樹は田舎に帰って結婚するつもりだった。が、最後に原稿を持ち込んだ駿峰社でリサのアシスタント探しに苦戦している編集者の小田(三浦翔平)と出会う。
由樹から渡された原稿は、一気に読むほど面白く、小田に入社したころの気持ちを思い出させてくれた。彼は由樹に「傑作でした」と伝えると共に、自分には作りたい本を作る力がないと話す。
小田、いいヤツですね。文芸の編集者の仕事って、先生方の小間使いみたいな感じで大変そう…。由樹の小説を初めて素直に認めてくれた、いわば”ファン第一号”みたいな存在でもあり、出版社の上司たちのやることを批判的な目で見ている青臭さがあるので、今後何かしでかしてくれるんではないかと期待。
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■神埼~駿峰社文芸誌編集長
編集長の神埼(田中哲司)はリサの恋人(結婚してるかもですが)。彼女にやさしく接している一方で「遠野リサ(の賞味期限)はあと3年」と考え、上層部にもそう話している。
この人は出世第一ですね。3年経ったらリサとは「はい、さようなら~」かも。でもって、才能のある若い由樹に乗り換える可能性大だな。
大物作家の死もビジネスチャンスだと考える…お見舞いに行っていたのも仕事のためという。小田のような部下はこういう上司のこと大嫌いだよなぁ…俺はぜってーあんな風にはならねぇ!!…って思うよねw
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第1話としては、割と淡々と物語が進行した感じでした(初回が激しいのが多すぎるのかな^^;)。由樹はいつゴーストライターになるのか、冒頭とラストの雨のシーンはいつごろなのか(どこまでを描くのか)気になります。次回は「えっ…」という大きな動きがあるといいな…。
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<おまけ情報>
あの新垣隆さん(元ゴーストライター)が番組公式サイト・スペシャルコンテンツにてドラマの感想を語るそうですよ!フジテレビも新垣さんも思い切りましたね(o^-')b